2017年12月19日火曜日

Ruby on Railsで後見事件の管理

 自作の事件管理データベースでの,後見事件の管理についての機能説明です。

 後見事件は,報告年度ごとに各種の書類を作成することになりますので,「後見関係」のタブで,作成基準日と報告期間を登録します。


 「後見関係」タブでは,さらに「財産目録・収支計算書作成」ボタンを押すと,後見書類の作成ページに移動できます。




 上半分が財産目録を入力する部分となっていて,銀行口座等を入力することができます。
 登録した銀行口座等には,さらに「取引入力」ページが用意されていて,通帳に記載されている個々の取引を登録することができます。




 取引入力画面では,施設費用や年金の受領など,定期的な支出入については,まとめて入力することができるようになっています(「毎月×12」,「隔月×6」ボタン)。

 個々の取引を入力するのは多少手間ではありますが,入力さえしておけば,預金残高,年間収支等は自動的に集計され,当初の画面の収支計算書に反映されるようになっています(途中から始めて預金残高を通帳の残高に合わせたいという場合は,収支の分類に「残高調整」というものがありますので,それを使って当初残高を設定すれば実現できます。)。

 反映された収支計算書は,財産目録と同様に,Excelファイルで出力することができます。
 (なお,画面に表示されている情報はダミーデータです。)
 




2017年10月23日月曜日

二段階認証の導入と出納帳のExcel出力機能


 自作の事件管理データベースの機能説明です。
 
 ログインすると,画面右上に自分の名前が表示されます。
 そこから,利用者情報を編集することができます。
 


  その画面の中に「二段階認証を有効化(無効化)」という緑のボタンがあるので,それを押すことで,二段階認証を有効にすることができます。
 認証コード(ワンタイムパスワード)は,スマートフォンのアプリから確認することもできますし,登録メールアドレスに送信されますので,そちらで確認することもできます。


 二段階認証を有効にすると,ログイン時にメールアドレス及びパスワードを入れて認証した後,さらに認証コード(ワンタイムパスワード)を入力する画面が表示されます。
 セキュリティ的に,二段階認証を有効にして運用することを予定しています。

 もう一つ進行中なのは,出納帳のExcel出力機能です。


 緑の「Excel出力」ボタンを押すと,それぞれの出納帳の内容がExcelに転記された形で,出力されます。
 出力する日付の期間を指定する機能については,今後搭載する予定です。

2017年9月29日金曜日

Ruby on Railsによる事件管理システム



 過去記事にあるとおり,従来,FileMakerというアプリケーション上でデータベースを自作し,事件情報を管理するなどしてきました。

 事務所内で運用を開始してから数年が経過しましたが,その間に,事務所のメンバーが増加し,共同利用者が増えました。
 その結果,FileMakerというアプリケーション上の同時接続数の関係で,支障が生じるようになりました。
 
 そんなとき,本を読んでいて,「たいていのことは,時間さえかければ,最終的にはなんとかできる。もし無理なら,もっと時間をかければいい。多くの人は,その時間をかけることもなく,無理と言っているだけ」という文章に接し,思い立って,とりあえず作ってみました。それが今年の6月のこと。

 実際にやってみると,事前に想像していたよりも,意図通りのものが出来上がりそうです。
 職場でのテスト運用間近というところです。
 従来のシステムと同様,Word,Excelファイルの出力機能も実現できました。



上の画像は,書面作成機能を利用しているところです。
 データベースに入力されている情報が転記されたWordファイルが出力されます。
 訴状,準備書面,答弁書や,FAX連絡書,郵送での連絡書などが出力できます。



 画面左側に関与弁護士を選択する欄があります。
 複数人の関与弁護士を作成することができます。
 (削除したい場合は選択肢の中の一番上のものを選んで,誰も選択していない状態にすることで,削除をすることができます)



 事件一覧画面において,主担当事件だけではなく,関与事件の一覧を表示することができます。


 預り金出納帳,立替金出納帳機能も作成しています。