2015年12月29日火曜日

依頼者詳細画面での生年月日の入力

 自作のファイルメーカーによる事件管理データベースの説明書です。
    依頼者詳細画面では,生年月日を登録することができます。
 
 西暦で分かっている場合には,そのままそれをフィールドに入力すれば,自動的に和暦で表示されます。
 和暦で分かっている場合に,頭の中で西暦に換算してから入力するのは大変なんですが,以下のようにすれば和暦をもとにして入力することができます。


「日付フィールドに和暦を入力するには、次の2つの方法があります。

1)「年」の前に「h」、「s」、「t」、「m」の文字を入力します。
「h」は平成、「s」は昭」、「t」は大正、「m」は明治の意味となり、入力する際、全角/半角、大文字/小文字のどちらでもかまいません。
     例:H23.11.8  s33/11/18

2)「年」と「月」と「日」のセパレータとして「+」を使用すると、和歴(平成や昭和など)の入力になります。「年」を1桁か2桁で入力した場合、以下のように判断されます。」

 入力値
和暦

 1 〜 25
平成
  1+11+10  =>  平成 元年11月10日
 26 ~ 64*
昭和
 26+11+10  =>  昭和26年11月10日
 64
平成
 64+11+10  =>  平成 元年11月10日
 65 ~ 89*
西暦
 77+11+10  =>  昭和52年11月10日
 89 ~ 99
平成
 89+11+10  =>  平成 元年11月10日
64+1+8  =>  平成元年 01 月 08 日

89+1+8  =>  平成元年 01 月 08 日

※FileMaker Pro 12v3 では、上記の平成の期間を変更されたとのことです。

1 〜 35
平成
1+11+10 => 平成 元年11月10日
36 〜 64*
昭和
36+11+10 => 昭和36年11月10日
※和暦入力したデータを確定すると、西暦の日付に自動変換されます。

和暦の入力方法

2015年12月24日木曜日

Surface3のレビュー

 当初は東芝のdynapadを購入するつもりだったものの,改めて自分の求める要素を書き出してSurface3との比較を検討しているうちに,「Surface3の方がいいぞ」ということになって,結局そちらを購入してしまいました。


サイズ感,重量

一言で言えば「いい感じ」です。
 思っていたよりもよく,意外と重さも気になりません。。
 サイズは若干大きめではあるものの,取り回しできないほどの大きさではないと感じます。
 むしろ,iPadよりもやや大きめの大きさで,雑誌などの大きめのサイズの書籍を電子化したものを閲覧するのにとても重宝しています。
 アスペクト比も3:2なので,横でもタテでも使いやすいです。
 画面はWindowsのスケーリングの問題なのか,時折若干にじんだように表示されることもありますが,それでも十分に高精細できれいです。

タイプカバー 

カバーとしての取り回しはとてもしやすいです。
 カバーを閉じるとスリープに入るところなんかさすがに純正品といったところです。
 今まで純正品以外のBluetoothキーボードを使っていたので,使いたいときにすぐ使い始められて,終わったらすぐしまえるのは便利です。
 またBluetoothなどではなく物理的に接続されているので,最初から本体に認識させる作業をする必要がない点,いわゆるチャタリングを気にする必要がない点及び本体から給電されるので別途充電を気にする必要する必要がない点も,大きな利点です。

 一方,キーボードの部分の打ち易さは,そこそこといったところです。
 薄いからしょうがないという面はあるものの、打鍵感はあまり良くないです。ペコペコするというか。
 使っているうちに慣れることのできる範囲内だとは思います。
 なお,勘違いして当初Pro4用タイプカバーを購入してしまったので,そちらも見たのですが(実際には使用できていないのでちょっと触っただけです),アイソレーションキーボード(個々のキーの間に隙間が作ってあるもの)になっていて、使いやすそうでした。
 それと比較すると,3用のタイプカバーの場合は快適さは落ちると思います。
 
 あと,タッチパッドは狭いです。
 特に縦方向が短いので,狭苦しさを感じます。
 もっとも,サイズから言ってしょうがないというところがあり,ないことに比べれば天地の差です。
 一応ジェスチャーにも対応していて,3本指で上にスワイプすると,起動しているアプリ一覧画面になるなど,ちょっとMacっぽく使うこともできます。
 
 その他タイプカバー関係の若干マニアックな話でいえば,CapsキーとCtrlキーの入れ替えも無事に行うことができました(レジストリをいじります)。 
 Capsキーの位置は,「A」キーの左という,左手の小指で押しやすい位置にあるのに,ほぼ使いません。一方で,Ctrlキーは,よく使うのに,キーボードの最下段という使いにくい位置にあります。
 そこで,この両者を入れ替えて使用すると便利になります。
 手打ちでレジストリを入れ替えるのは大変なのですが,ネット上にあらかじめそれらを入れ替えられるように設定してくれているファイルがあるので,レジストリのバックアップを取ったうえで,実行すると,両者が入れ替わります。
 余談ですが,以前買ったMicrosoft社のUniversalMobileKeyboardでそれをやると,元のCapsキーを押すとなぜかCtrlキーに加えてShiftキーまで入力されることになってしまうという困った現象が出てしまい,全く使い物になりませんでした。
 同じことにならなくてとりあえずよかったです。

性能等

もともと旧世代(Baytrail世代)のCPUと2ギガメモリを搭載した8インチWindowsタブレットを使っていたので,性能的には全く心配していませんでした。
 8インチタブレットでも,Word,Excelは十分動いていましたので。
 Surface3は,CPUはCherrytrailになり, 64ビットOSでメモリも4ギガになったので,気持ち快適になりました。
 きびきび迅速に動くかといえば,たまに多少待つことがあるかなとは思いますが,個人的には全然気になりません。
 この辺りは期待度によるところが大きいかなと思います。

やれること

Dropboxを使ってファイルのやりとりをする,Word・Excelファイルの編集をする,ファイルメーカーの簡単な入力作業を行う,Chromeでウェブサイトの閲覧をする,Emacsでテキストファイルを編集する,PDFを管理・閲覧する,MetaMoji Noteで手書きメモを作成する,ということがどれも十分スムースに行うことができます。
 これだけのことが全てそれなり以上に出来るのは,なかなかないと思います。
 オリジナリティにあふれた感想でいえば,「これさえあれば,何もいらない」という感じです。

 従来,MacBookAirとiPadを両方かばんに入れて持ち歩いたりしており,最近の8インチタブレットとBluetoothキーボードを持ち歩くスタイルのときも,やはりPDF閲覧用としてiPadは手放せませんでした。
 ところが,ついにSurface3のときには,iPadを家に置いたまま外出することができています。

 なおWindowsのストアアプリはあまり充実していないのですが,PDFの閲覧ソフトであるPico Viewerはなかなか優秀で,おすすめです。
 MacやiOSに比べて,WindowsはPDFの閲覧・編集が得意ではないですが,Pico Viewerはページの表示速度もなかなか早くて実用的に使えるなと思っています。