2013年8月31日土曜日

細かな改善

 自作のファイルメーカー事件管理データベースで,
細かな改善を幾つか。

1.印鑑画像の登録欄の作成

 ファクシミリ送信書などの印鑑について,印鑑の画像さえ用意してもらえれば,それを書面に反映できるようになりました。
(ファイルメーカー上で直接文書を表示するものについてのみ。Wordで出力する方はまだです。→後日Wordの方も出来るようになりました。)

 利用者登録の画面の一番最後に,印鑑という欄を新設。
 ここに印鑑の画像をドラッグアンドドロップします。







 
 これで当該弁護士用に印鑑が登録されます。
 あとは事件ごとに担当弁護士を選択できるので,その選択された担当弁護士の印鑑が書面に反映されます。


2.訴状,答弁書の住所欄で,政令指定都市の場合都道府県を省略

 ファイルメーカーからWordで訴状,答弁書を出力する際に,
慣例に従って,政令指定都市の場合最初から都道府県を省略して
住所を表示します。
 (政令指定都市といっても,当面神奈川,千葉,埼玉のものだけですが。)


3.担当弁護士,担当事務員等のデフォルトの表示を環境に応じて変わるように設定した

 今まではデフォルトのデータ(最初から入力されるデータ)が,私と私の事務員が前提となっていました。
 利用者登録のところには,「橋本」なんて入っていないのに,担当弁護士に「橋本」とまず入力されるなんてことが起こっていたわけです。
 それを毎度毎度修正するのは手間ですから,最初からちゃんと利用者登録に入力されたデータから入力されるように変更しました。

 
 ちなみに今後の予定ですが,現在やりたいのは,破産の必要書類一覧をファイルメーカー上で管理して,依頼者ごとの進捗を事件一覧の画面でひと目で把握できるようにするということです。

利益相反チェック機能

 ファイルメーカーで自作している事件管理データベースの眼目は,
まずは事務処理軽減というところにあります。

 しかし,この度,要望を受けて利益相反チェックのための機能も持たせるべく,
その方向で一歩前進しました。

 普段のメインとなる「事件一覧」の画面の上部に,
「利益相反チェック」というボタンが新たに設置されています。



 それを押すと,人物名で検索ができる画面に移動します。







 

 終了した事件を含めた,依頼者,相手方,債権者を対象として
検索が出来るようになっています。
 上部の検索ボックスの「姓」の欄と「名」の欄にを両方キーワードを入れると,AND検索になって,全ての条件が完全に合致するものが表示されます。
 「姓」の欄にだけ入れると,そこに入れた言葉が依頼者,相手方,債権者の姓とか名とかどこかに該当すると表示されます。

 ちなみに複数相手方と複数依頼者については,画面上は一人分しか表示されていないですが,実際には二人以上いることもあるわけで,その場合にも検索には引っかかります。
 検索に引っかかるとその文字が赤く表示されるようになってますが,どこも赤くなっていないのに検索に引っかかっている場合には,その表示されていない部分で検索に引っかかっているということになります。

 表記のゆれのせい(あるいは入力間違いなど)で検索にひっかからないおそれがあることを考えると,姓と名と両方入れてみて該当がない場合も,万全を期すなら一応姓だけで検索したりするのがいいかもしれません。

2013年8月25日日曜日

折返しが必要な電話メモのみ目立つように表示

自作のファイルメーカーデータベースについて,
業務メモ機能の若干の修正。

今まで業務メモ中の電話メモには,
「受信」or「発信」の区別しかありませんでした。
そこに新たに「要折返し」という分類を作成。

使い方としては,
相手方から弁護士の不在中に連絡があって
折返しを求められた場合などには,
「要折返し」にチェックを入れておきます。

そうすると業務メモの本文部分が目立つように
赤く表示されるようになります。

そして,それだけではなくて,
業務メモ一覧画面に
「要折返しのみ表示」というボタンを追加しました。
これを押すと,「要折返し」のところにチェックが入っている
メモのみが画面に表示されます。



要折返しの電話がない場合には,その旨のメッセージが
表示されて,自動的に全部が表示される状態に戻ります。