2013年6月9日日曜日

自家製データベースにおける住所の入力について

 依頼者,相手方などの情報を入力する際に,
「郵便番号を入力すると途中までの住所が自動的に入る」
という機能は最初の段階から付けていました。
 これは特段難しくないですし。

 しかし,実際に業務の中で使ってみて思うのは,
「住所は分かるが郵便番号が分からない」
という場面がけっこう多いということです。

 こうしたとき,
「いちいちネットで郵便番号を検索したりするのは面倒だな。
住所から郵便番号を自動的に認識させたい。」
と常々思っていました。

 もっとも,
「入力した住所から郵便番号を自動的に認識する」というのは,
データベースの設計的には,わりと障害があります。
 「2丁目4番地6」としたり,「2−4−6」としたりという,
表記のゆれをどうするかということだけでもなかなかな難問です。
 
 どうしようかいろいろ考えましたが,最終的には,
住所の候補を選択肢の形であらかじめ表示して,
その中から選択させる形にしてみました。
 自家製事件管理データベースは,
「パソコンに詳しくない人でも使える」ということを
目指しているので,少々の効率を犠牲にしても
わかりやすさを優先です。

 具体的には,
「郵便番号が分からない場合は,こちらから!」
とやたらとアピールしてくるボタンがあるので,
それを押します。

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 そうすると別ウィンドウが開くので,都道府県を選択します。

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 都道府県リストから選択。

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 都道府県のところで,東京都を選択すると,
次の市区町村は,東京のものだけが絞りこまれて表示されます。

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 さらに市区町村で世田谷区を選択すると「その他の住所1」は
世田谷区のものだけが絞りこまれて表示されます。
 そして,「その他の住所1」まで入力すると,
郵便番号を特定することが出来ますので,
もとのウィンドウの住所入力欄に郵便番号が入力されます。

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 これで,最初から郵便番号が分かっている場合には,
それを入れて住所を自動入力。
 郵便番号が分かっていない場合には,住所を入力しつつ,
番号を特定という動作を実現することが出来ました。